贈るこころ

 

ハムソーセージメーカーも御歳暮の発送業務まっただ中かと思います。

御歳暮の数量が下降していると言われて久しいですが、

人々の考え方や価値観が変わってしまったのでしょう。

確かにパンフレットがきれいな女優さんからお笑いタレントに変わったり、

原料高騰でハムが小さくなったり、変化を感じます。

年賀状終いなどと同じく、スピードが求められている時代にとっては

御歳暮など時代遅れなのでしょうか。

慣習が時代と共に移り変わるのはしかたないですね。

高齢化、核家族化も進み、 一人で食べるにはもう十分ですよという人も多いのでしょう。

食べものがあふれている時代ですから無理もありません。

一方地球上では戦争や食料援助を待つニュース、

日本国内の貧困、子ども食堂などを見ると、欲しい人に行き渡っていない現状。

現代は飽食なの？飢餓なの？

食とは何か、改めて考えさせられます。

援助にせよ御歳暮にせよ相手様を想っての行為でしょうから、

まさに「心」がこもっていると思います。

余裕がなく、心をなくしてしまうとギスギスした世の中になり、争いごとも増えます。

人を思いやること、 それを形に変えた素晴らしいプレゼント（御歳暮・援助）を贈りたいですね。