2021年9月14日火曜日

ケーシングは無敵に強いのか?


矛と盾の様な話になりますが、最新のハム・ソーセージ用ケーシングは

必要十分な強度があります。


ただし、ケーシングはとてもデリケートでもあります。


引っ張り、噛み込み、落下、金属と擦れる、どれも切れたり破袋の原因となります。

フィルム類は破けやすいですし、ファイブラスは開けた穴から切れてしまうこともあります。


実際の製造現場はというと、効率や生産性が優先され大変過酷な条件で

お使い頂いていることも少なくありません。

さらに最近の原木は長く重量もありますので、よりケーシングにとって条件は厳しいです。


取り出したケーシングを無造作にノズルに差し込んだり、

充てんが終わった品物をドスンと作業台に置く、

際限なく引っ張り、クリップを打つ。

リテーナーに噛みこんでもお構いなし、

真空包装後にドサドサと箱入れ、

輸送中も中身同士が揺れてこすられる、

こんな状況ですと簡単に穴が開いてしまいます。


それが原因で異物混入が発生したり、充てんのやり直し、

商品の破損など生産性が著しく落ちるのも、私共の本意ではありません。


ケーシングが破れない様「やさしく」扱って頂ければ、

結果生産性も上がりますし作業効率も良くなります。

御使用に耐えうる十分な強度は持っております。

お取り扱いの際はぜひ「やさしく」扱って下さい。


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