矛と盾の様な話になりますが、最新のハム・ソーセージ用ケーシングは
必要十分な強度があります。
ただし、ケーシングはとてもデリケートでもあります。
引っ張り、噛み込み、落下、金属と擦れる、どれも切れたり破袋の原因となります。
フィルム類は破けやすいですし、ファイブラスは開けた穴から切れてしまうこともあります。
実際の製造現場はというと、効率や生産性が優先され大変過酷な条件で
お使い頂いていることも少なくありません。
さらに最近の原木は長く重量もありますので、よりケーシングにとって条件は厳しいです。
取り出したケーシングを無造作にノズルに差し込んだり、
充てんが終わった品物をドスンと作業台に置く、
際限なく引っ張り、クリップを打つ。
リテーナーに噛みこんでもお構いなし、
真空包装後にドサドサと箱入れ、
輸送中も中身同士が揺れてこすられる、
こんな状況ですと簡単に穴が開いてしまいます。
それが原因で異物混入が発生したり、充てんのやり直し、
商品の破損など生産性が著しく落ちるのも、私共の本意ではありません。
ケーシングが破れない様「やさしく」扱って頂ければ、
結果生産性も上がりますし作業効率も良くなります。
御使用に耐えうる十分な強度は持っております。
お取り扱いの際はぜひ「やさしく」扱って下さい。
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